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健之くん応援委員会

“奇跡のクリスタルボイス”─作家・五木寛之氏が命名!─「金沢望郷歌」でデビューした 歌手の松原健之さんを応援するブログです。         健之(たけし)くんの歌声を もっともっと 沢山の人に聴いて欲しいとの願いをこめて!

魔術と魔法は同じ?

 たけしくんのオフィシャルブログ『気ままに気まぐれ日記』に、手話と栗拾いの話題が載った時、手話への思いは先日このブログにも書きましたけれど、同時に、たけしくんが栗園で、イガイガのついた栗拾いをされたというので、ふと遠い昔のことを思い出しておりました。知り合いの住んでいた横浜の日吉という所まで、小さい私は、時々親に車に乗せられて遊びに行くことがありました。何か親の用事のついでに、私のことも、気晴らしにと連れ出されていたのだと思いますが、そのたび私は、ごくおとなしくついて行きました。後部シートに座って車が動き出すと、すぐに眠ってしまうくせがあった私は、どこの道をどう通って日吉まで行っていたのか、今となってはまったく思い出すことが出来ません。そのことがちょうど、芥川龍之介の「魔術」という作品の中に出て来る、主人公が、夜の東京・大森のあたりの坂道を、自動車だか人力車だかに乗って、いったいどこをどう登ったり下ったりしたのかわからないままに、大雨の中、目的地である先方の魔術師の家へ辿り着く・・・という場面とよく似ているな~、と思うのです。

この小説の主人公は、道中、別に寝ていたわけでもないし、時代も設定もまったく違ってはいますけれど、後年この作品を読んだ時に、そんな自分の子供の頃の出来事を思い出して、どこか不思議な懐かしい心持ちになったものです。その日吉の知り合いの家は、萱葺きか藁葺きの大きな家で、今思うと、たぶん何かの傍ら、まだ農業も営んでいた感じがします。ある年の秋に、庭の向こうの大きな栗の木の下で、イガイガのついた栗を、その家の人と一緒にたくさん拾いました。
落ちた栗の中には、イガが半分とれてしまって、2~4個位入った栗の中身が、もう外から見えているものもありました。本当に、イガの中の栗はツヤツヤと光って、まるで作り物のアクセサリーか何かのように綺麗でした。私は栗を見ながら、何故か“さるかに合戦”のお話を、思い浮かべたりしていました。 ん?? たぶん、さるかに合戦の中に、気の強い「クリ」が出て来て、さるやかにと一緒になって暴れていたお話を思い出し、栗の痛そうなイガイガを目の当たりにして、思わずその古い民話のことを想起したのかも知れません。

遠くの丘の斜面に、柿の実が赤く生っているのが点々と見えて、夕焼けが、柿に負けないような赤い色であたりを染め上げて行きました。そんな、まるで、すべてが童謡の中の景色のような光景も、今ではもうこの辺りでは見られないのかも知れませんが、私の生まれ育った近くにも、以前は確かにこうした風景がありました。たけしくんの、束の間の休日に、故郷で栗拾いを楽しまれたブログを読んで、私の胸にも久しぶりに、遠い秋の日の記憶がよみがえりました

芥川の小説「魔術」はごく短い小品で、読まれた方も多いかも知れません。読書の秋ですね~。私も、最近はゆっくり読書をするという時間が激減してしまっていたので、この秋にはまた、ちょっと気合いを入れて本を読んでみようかなと思います。
先ずは、今日がお誕生日の、健之くんの恩師・五木寛之さんの書かれた、大好きな『風の王国』からいま読み直し始めたところです。4年前に、著者改訂で改めて刊行された、「横書き」の装丁の本は、秋の夜に手にとるのにぴったりの美しさです。 



<70年代ヒットシリーズ>

「SHE SOLD ME MAGIC」 by Low Christie
<「魔術」ならぬ「魔法」・・・>
先日のテレビ東京「歌の楽園」でも取り上げられた「ナオミの夢」と、だいたい同時期にヒットした、ルー・クリスティの「魔法」のジャケットです~。↑

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