過日、たけしくんの公式ホームページに出演の案内が載ってすぐに、メールで申し込みをしておりました、両国の江戸東京博物館で行われた、日本子守唄協会定例コンサート『歌い伝える日本の唱歌』です。ちょうど梅雨の晴れ間の28日、家族・友人と共に、館内大ホールが満席となったこの日の催しを楽しく鑑賞して参りました。写真の錦糸町・千葉方面が総武線の進行方向で、右側の来た方角が、子守唄協会本部の有る「浅草橋」。浅草橋から両国の間で、電車は隅田川を渡ります~。
コンサートはさすがに聞きごたえがあり、中でも、私がまさに子守唄代わりに聞いて育ったため、年齢のわりに?!知っていた、タイトルの「児島高徳」の歌や、この辺りの小学生の遠足には欠かせない♪箱根の山は天下のけん の「箱根八里」などを、清廉な声で歌いながら紹介して下さった川口京子さんの歌とお話は楽しめました。日本人が好んでいろいろな曲に使って来たという「ピョンコ節」の逸話など、とても面白い話を織り込まれてのステージです。♪き~てき一声しんばしを~ とか、♪もっしもっし亀よ 亀さんよ など、ポンポン、ピョンピョンと拍子のとれる歌を、そう呼ぶのだそうです。ピョンコ節はそうした、古来日本で、お手玉やまりつきをしながら歌われて来た歌のリズムに由来するということでした。
さて、こうしたクラシック系の音楽のゲストの皆さんの中で、この日のたけしくんの歌も、やはりいつものように、とても美しく会場に響きました。唱歌を1曲歌い終え「普段は歌謡曲─演歌の世界で歌っています・・」という、たけしくんの語りのところでは、場内に感嘆の声が起っておりました。確かなリズム感と優しい歌声に、きっと常はクラシックファンの方も、瞠目して下さったのだと思います。たけしくんファンとしては、とても誇らしい思いが致しました。可愛い「たなばたさま」・ ♪夕月かかりぃて~ と音階が上がって行く所がとても魅惑的だった「朧月夜」・爽やか「夏の思い出」の唱歌3曲と、故・松永伍一先生の愛した「冬のひまわり」「金沢望郷歌」の5曲のご披露でした。主宰の西舘好子さんとのしっとりした会話とともに、この日のたけしくんの姿が、また新たなファンを増やしたことは間違いないところだと思います。又、たけしくんのイベントにも是非聞きに来てくださいネ♪ 終演後は、主催者・関係者の方達と共に、たけしくんも温かい握手で大勢のお客様の送り出しをされ、この‘クロスオーバーコンサート’を楽しんだ我々一行も、その余韻を大いに語るべく、夜の両国の街へと流れて行ったのでした。